RSSとは
RSSとは、ウェブサイトの記事の見出しや概要を配信するための技術です。「Really Simple Syndication」「Rich Site Summary」などの言葉を省略して、「RSS」と呼ばれています。
従来、ウェブサイトに掲載している記事の分類や内容の抜粋は、人が手を加えないと難しいものでした。 XMLをベースとして生まれたRSSは、情報にタグをつけることで、その情報が何を表しているかを示すことが可能です。コンピュータはこのタグを読むことで、情報Aは日時を、情報Bはタイトルを表していると、自動的に判断します。その結果、配信元が違うさまざまな情報を、同種のデータとして処理し、表示することが可能になりました。
RSSは、更新を頻繁に行うニュースサイトやブログ(ウェブログ)などで、更新した記事を広く知らせる目的で利用されています。
米国では「NewYork Times」や「Wall Street Journal」など、大手の新聞社サイトで利用されているほか、個人のブログサイトでも、RSSで配信しているところが増えています。
日本でも、「Asahi.com」をはじめとするニュースサイトやブログサービスなどで、RSSの配信を行っています。
RSSリーダー
RSSのURLを、リーダーに登録すると、リーダーがそれをチェックしに行き、更新情報があれば、見出しなどの情報を取得する仕組みです。
指定したサイトのRSS情報を一定時間ごとに自動的にダウンロードし、更新があると記事へのリンクを表示してユーザに知らせるソフトがRSSリーダです。